2018年1・2月


猛獣の領域 ~極東の水辺を行く~
2018年1・2月









2018


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2018年1・2月
< 11・12 月  3・4 月 >





2018  2 28 日(水)
手長海老料理
海老雲呑麺

秀作 ―― てながえびワンタン麺
テナガエビ料理
海老ワンタン麺 香港



てながえびワンタン麺。

テナガエビを わざわざ入手して、
わざわざワンタンを作り、さらに、
ワンタン麺にしました。


シンプルだけど、おいしい。

さすがは、テナガエビ。






評価
・新規性 ★★★★☆
・作る手間 ★★★★☆
・出来映え ★★★☆☆
・まともさ ★★★★☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2018 年 2 24 日(土)


蒼稻 ―― 白笹稲荷神社
      一貫田湧水





白笹稲荷神社と その境内にある
一貫田湧水。

神奈川県 秦野市 今泉にて。





天保12年(1841年)に著された
「新編相模國風土記稿」の大住郡
今泉村の項には「村内所々ニ淸水
漏出スルヲ以テ此村名起リシト
云傳フ」とある。

このあたりは、昔から湧水が豊富
だったらしい。





ここの湧水は、古くから 農業用水と
して重用されてきたという。

新編相模國風土記稿によると、白笹
稲荷の御祭神は「蒼稻魂命」。

その字の通り、稲作を司る神様との
こと。


この神社は、水源を守るために創建
されたのかな。

これからも、良い水が湧き続けます
ように。






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2018 年 2 16 日(金)


備前 備中の国境 ―― 境目川





境目川。岡山市にて。

備前と備中の国境とされた川。
文字通りの境目。


古くは、備前・備中・備後・美作は、
「吉備」というひとつの国。

分割されたのは、奈良時代とのこと。

このあたりの備前と備中との国境は、
江戸時代に村々の境界争いを調停する
際に あらためて決められたものだと
いう。




左側が備前、右側が備中



明治30年(1897年)に発行された
「吉備國誌」に 天保9年(1838年)の
このあたりの略図が掲載されている。

それには、備前側の今保村と 備中側の
延友村などとの間に 直線が引かれて
いて「國堺」と書かれている。

その直線が この境目川らしい。


江戸時代の村々の境界争いの調停後、
境目川沿いに 計13対の標柱が立て
られたとのこと。

今も、それらの一部が残されている。




「是より東 備前國」の石柱



目立たないけれど、これでも 国境と
された 由緒ある川。

もう少し、きれいだとよいのだけど。




「是より西 備中國」の石柱
(庭瀬地区の妙見神社に移設されたもの)




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2018  2 3 日(土)


偶作 ―― いともろこの焼きカレー

イトモロコ料理
北九州市 門司港



今日は、節分。

極東の島国では、鬼を追い払うといって、
焼いた いともろこを食べるとか。

焼きカレーを年の数だけ食べるのが習わし
であるとか。

… ないだろうな。そんな風習。


焼きカレー発祥の地、福岡県 門司港では、
最近、いともろこを搭載するのが流行して
いるとか。

… ないだろうな。そんな流行。


それでも、ふと思いたって、いともろこの
焼きカレーを作ってみました。

思いがけず、できた一品だけど。
こんがりとした焼け具合が好ましい。





評価
・新規性 ★★★★★
・イトモロコを選んだ
  根拠の明確さ
★★★☆☆
・門司港らしさ ★★★☆☆
・焼き加減 ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2018 年 1 21 日(日)


坂東十六渡津 ―― 赤岩の渡し
赤岩渡船 葛和田渡船




赤岩の渡し。
利根川に残る数少ない渡船のひとつ。

群馬県邑楽郡千代田町赤岩と埼玉県
熊谷市葛和田を結んでいる。

両県を結ぶ公共交通機関のひとつでも
ある。








明治22年(1889年)に発行された
「群馬縣邑樂郡町村誌材料」の中の
赤岩村の項で この渡船が紹介されて
いる。

それによると「本村ヨリ武藏國旛羅郡
葛和田村ニ入ル里道利根川通ノ渡船」
とのこと。

そして「德川氏ノ頃 日光社參沿道脇
往還ト稱シ中仙道 熊ヶ谷驛ヨリ野州
梁田郡八木梁田宿等ヘ至ル通路」と
ある。

江戸から日光へ向かう街道のひとつ
だったらしい。




千代田町赤岩の船着き場






現在は、主要地方道(県道83号)の
熊谷館林線の1区間になっている。

この赤岩渡船は、公道と扱われている
そうで、群馬県から千代田町に運航が
委託されている。

昔も今も、重要なルートです。




新千代田丸





これが県道だぜい






船は、利根川の約400mの距離を5
ほどかけて渡る。

計算すると、時速5kmくらい。

群馬県と埼玉県と結ぶ公共交通機関の
中で 最も低速のものであります。

わーい。




どんぶらこっこ







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2018 年 1 18 日(木)


タアコイズ ―― 氷





冷えこんだ朝に 近所の水路で
見つけた氷。

融ける温度と 凍る温度によって
形づくられた風景。





誰も気づかない、誰にも知られる
ことのない 澄みきった風景。

冷たいけれど、清々しい。






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2018  1 7 日(日)


佳作 ―― さくらますと
      春の七草のリゾット
サクラマス料理
七草粥



さくらますと春の七草のリゾット。

七草粥ではなくて リゾット。
和風ではなくて 洋風の米料理。


さすがは、サクラマス。

春の七草にも リゾットにも、よく
合っている。





評価
・新規性 ★★★★★
・具の相性 ★★★★☆
・リゾットにした
  動機の希薄さ
★★★★★
・イタリア料理
  らしさ
★★★☆☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2018 年 1 3 日(水)


ほわら ―― 芳原川の木橋の跡
ほわら仮橋 岩松川 津島町
宇和島 遍路道 へんろ道



芳原川。愛媛県は 岩松にて。

7径間くらいの 独特な形状の木橋が
あったのだけど。

残念なことに、増水の時に壊れて
しまったらしい。

訪ねてみたら、橋の部材がいくらか
残っているだけだった。





もともとは、流れ橋と呼ばれる
構造の橋。

橋脚と橋桁とは、あえて固定して
いない。

増水時に冠水した場合は、橋桁が
浮いて流れ、負荷を減らすことで
橋脚を温存しようというもの。




橋桁



橋桁は、流されても 回収して再設置
できるよう、あらかじめワイヤーで
陸地につないである。

確かに、橋桁がいくつか残っていた。


ただ、肝心の橋脚の損傷がひどい。

少なくとも2組は、部材のすべてが
なくなっている。




橋脚



前近代的な構造の驚くべき木橋。

そんな橋が この21世紀まで残って
いた奇跡。


でも、もう ない。

人知れず、朽ちてゆく。







橋台










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2018  1 1 日(月)
さぬきうどん
うどんの国 うどん県

新作 ―― むつごろうの
         年明け紅白うどん
ムツゴロウ料理 潟魚料理 有明海
讃岐うどん 年明けうどん



新年 明けまして、お目出とう存じ
ます。

今年も 低い速度で更新して参ります。


讃岐うどんの本場である 香川県で
始められた 年明けうどん。


年明けらしく 紅白の具を搭載した
うどん。

最近は、1本の麺に紅白2色を配置
した 紅白うどんなるものまである。


今回は、その紅白うどんに佐賀県産の
ムツゴロウを搭載。

漆黒のムツゴロウが 紅白に彩られた
器を引きしめる。

香川と佐賀の食材による かつてない
一品の誕生です。


でも、ムツゴロウを採用した動機は。

紅白うどんでなければならなかった
理由は。

… ない。相も変わらず、ない。





評価
・新規性 ★★★★★
・この組み合わせに
  した理由のなさ
★★★★☆
・季節感 ★★★☆☆
・讃岐うどんらしさ ★★★☆☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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