2017年3・4月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2017年3・4月









2017


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2017年3・4月
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2017 年 4 29 日(土)


ヴァレガマオドカノア   

     ―― 秀天の石橋
秀天橋




秀天の石橋。鴨川に架けられた石橋。
岡山県 玉野市にて。

江戸時代の中頃に架けられたという
由緒ある石橋。

当時、岡山藩の中で 最も長い石橋と
して有名だったとのこと。







鴨川





欄干と舗装は 後世に追加されたもの






手作り感があふれる橋。
それでも、粗雑な構造には見えない橋。

剛健そうに見えるし、華奢にも見える。





周囲の風景は、変わっただろうけど。

風雨や増水に耐え、今もなお、ここに
あり続けている。

架橋した人々より長く、補修した人々
よりも長く あり続けている。






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2017 年 4 23 日(日)


クマノデル川 ――   

   コガタカワシンジュガイ





コガタカワシンジュガイ。
極東の島国の川にて。

イシガイ目 カワシンジュガイ科
カワシンジュガイ属の1種。

亜寒帯の少数の河川にのみ分布
する 希少な二枚貝です。





このコガタカワシンジュガイは、
春に母貝が幼生を水中に放出し、
その幼生がイワナ属魚類の鰓に
寄生して成長するという。

ヤマメなど他の魚は、同所的に
生息していたとしても、宿生に
できないらしい。

そういうわけで、イワナ属魚類と
必ず 同所的に生息している。








コガタカワシンジュガイが これほど
密集して生息しているのは、この川
でも、ごく一部の区間だけ。

そもそも、コガタカワシンジュガイが
分布している川自体が 少ない。


希少な種。貴重な川。

この国の この川で この貝の個体群が
100年後も 存続していますように。






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2017  4 18 日(火)


煮餡子屋 ―― いわなの笹寿司

イワナ料理 岩魚料理




幽幻会社 煮餡子屋(にゃんこや)の新製品

「たぶん飛騨名物 いわなの笹寿司」


「いわなの笹寿司」は、年端もゆかぬ
子猫が そこらへんの川で捕ってきた
いわなを、そこらへんの山でむしって
きた笹の葉で包んだ 愛情豊かな逸品
です。

とり立てて美味しいものでもないので、
大らかな気持ちでご賞味ください。


煮餡子屋 店主敬白



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◆ たぶん飛騨名物 いわなの笹寿司

  岐阜県の未知の駅で好評発売中!
  1人前 1080 億万









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2017 年 4 13 日(木)


すてらあた ―― シデコブシ





岩屋堂のシデコブシ群生地。

岐阜県指定の天然記念物。
中津川市 千旦林にて。





シデコブシの自然分布域は、愛知・
岐阜・三重県の丘陵地の湿地だけ。

春になると、じめじめした場所に
似つかわぬ 清楚な花を咲かせる。




湿地帯






シデコブシの生える湿地帯。

じめじめして 何の役に立たないように
見えるけれど。

シデコブシはもちろん、希少な動植物が
いろいろ生息している 貴重な場所。

22世紀の世に 残さなけばならない場所
です。









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2017  4 5 日(水)


習作 ―― はすと葉わさびの
      チーズリゾット
ハス料理 琵琶湖




はすと葉わさびのチーズリゾット

琵琶湖産のハスに 葉わさびという
春らしい取り合わせ。たぶん。


味や風味ではなく 彩りを優先して
ピンクペッパーを配置。

和風に見えそうなのを、無理やり
洋風に引き戻した一品。

進まねばならない。





評価
・新規性 ★★★★★
・ハスを選んだ
  動機のなさ
★★★★☆
・調理の手間 ★★★★☆
・リゾットらしさ ★★★☆☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2017 年 3 29 日(水)


ルフデソ ―― 塩俵橋
木橋




信濃川水系 中ノ口川に架かる 塩俵橋。
新潟にて。

白根と黒埼とを結ぶべく架けられた橋。

あちこち傷んでいるけれど、歩行者の
往来を支え続けている。







中ノ口川



実用本位の橋。

欄干には、特に 装飾が施されていない
けれど。

手すりの部材は、ひと手間が加えられて
いて、断面が 五角形にされている。

設計者の意気を感じさせます。











見れば見るほど、いろいろな材料が
使用されている。

桁と欄干は 主に木だけど、一部が鉄。

橋脚は コンクリート。
路床は アスファルト舗装。

そして、木の欄干が壊れかけなので、
ガードレールを路床に後付け。











風雪や増水によって壊されたのか、
西から4つ目の桁が半分なくなって
いる。

それでも、今もなお 現役。

路床の幅を半分にして、引き続き、
歩行者の通行に供されている。








当初は、端正な 木橋だったのだろう
けど。

補修に次ぐ補修を経て たどり着いた
21世紀らしからぬ構造。

現役続行を ひたすら 追求して実現
した姿。

きっと、設計者も予想しなかったで
あろう 類まれな ちゃんぽん橋です。









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2017  3 21 日(火)


試作 ―― しらうおの    

       富山ブラックラーメン
白魚料理
シラウオ料理



しらうおの富山ブラックラーメン。

真っ黒けの富山ブラックラーメンに
真っ白けのシラウオを搭載。

白黒のコントラストを形にすること
だけを目指した一品です。


かつて存在した 放生津潟は、富山県
随一のシラウオの産地だったはず。

放生津潟産のシラウオで この一品を
作ることができなかったのが 心残り。





評価
・新規性 ★★★★★
・富山らしさ ★★★☆☆
・色のコントラスト ★★★★★
・完成度 ★★★☆☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2017 年 3 15 日(水)


春の小川 ―― ミズハコベ





湧水の川で見つけた ミズハコベ。
極東の島国にて。

気温が低いわりに 水温は10度と
高いせいか、青々としている。

さすが湧水。








何げない風景だけど。

22世紀に残したい 水生植物と
その生息地です。






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2017 年 3 10 日(金)


いさなご ―― 布引の滝
生田川 新生田川
六甲



布引の滝。神戸市中央区萱合町にて。

熊野の那智の滝と日光の華厳の滝と
合わせて、三大神滝とされている。


明治30年(1897年)に発行された
「~戸名勝案内記」には「布曳瀧」、
明治36年(1903年)に発行された
「摂河泉名勝」には「布引の瀧」と
ある。

明治どころか 平安時代から 名所と
して知られていて、平清盛や重盛も
訪れたという。




雄滝



布引の滝は、複数の滝の総称。

今は、雄滝・夫婦滝・鼓滝・雌滝の
4つの滝があるけれど。

~戸名勝案内記によると、かつては
雌滝の下流にも 滝があったらしい。


現存する4つの滝のうち、最も落差が
大きくて 目立つのが 雄滝。

その雄滝の近くにあるせいか、あまり
注目されないのが 夫婦滝。

それでも、最も 間近で見ることが
できる夫婦滝も また 好ましい。




夫婦滝





鼓滝の上流側





雌滝



どの滝も 山陽新幹線の新神戸駅の
すぐ北側にあって、徒歩でアクセス
できる。

たぶん、新幹線の駅で 徒歩圏内に
滝があるのは、ここだけ。

三大神滝の中で 最も身近にある滝
です。




砂子橋



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2017  3 4 日(土)


良作 ―― いさざの白石温麺
イサザ料理
白石うーめん 白石ううめん



琵琶湖特産のイサザ。
宮城県白石市の名物である温麺。

昨今の地産地消の流れに逆らう、
縁もゆかりもない組み合わせ。


白石温麺でなければならなかった
理由は。

そして、イサザを選んだ動機は。

… ない。そんなもの、ない。


それでも、さすがは 和風の食材。

産地は 異なっていても、ちゃんと
一品に まとまっている。





評価
・新規性 ★★★★★
・この組み合わせに
  した理由の希薄さ
★★★★☆
・素朴さ ★★★★☆
・琵琶湖らしさ ★★★☆☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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