2016年9・10月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2016年9・10月









2016


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2016  10 31 日(月)


試作 ―― 本ししゃもと紫大根の
    パッパルデッレ
      ゴルゴンゾーラの
      クリームソース
本シシャモ料理
本柳葉魚料理



本ししゃもと紫大根のパッパルデッレ
ゴルゴンゾーラのクリームソース。

北海道のシシャモと、本州の紫大根と、
伊太利亜の麺と発酵食品を 無理やり
組み合わせました。


将来、宇宙人観光客に 地球の郷土料理
として 振る舞う日が来るだろうか。

宇宙人観光客が 地球の郷土料理として
嬉々として食べる日が来るだろうか。

… 来ないでしょうね。





評価
・新規性 ★★★★★
・作る手間 ★★★★☆
・この組み合わせに
  した理由の希薄さ
★★★★★
・季節感 ★★★☆☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2016 年 10 26 日(水)


こおう ―― カワシンジュガイ





カワシンジュガイ。極東の島国にて。

秋が深まり、水温が下がってきた。
水に手をひたすのが つらい。


カワシンジュガイは、その冷たい水の
中でも 夏と変わらぬ様子。

元気かどうか、よく分からないけど。
たぶん、元気。

元気そうで なにより。





カワシンジュガイは、単独で生活
していると思っていたけれど。

探してみると、すぐそばに 別の
個体がいることが 珍しくない。


移動能力が低い貝のはず。

どうやって 別の個体を見つけて、
どうやって そのそばまで移動して
くるのやら。

知っていることよりも、知らない
ことの方が ずっと多い。




ここも 2 個体でいる




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2016  10 17 日(月)


良作 ―― あぶらはやのから揚げ
アブラハヤ料理




あぶらはやのから揚げ

食材として 誰にも見向きもされない
アブラハヤ。

わざわざ 入手してきた。


シンプルだけど。

揚げたては、やっぱり おいしい。

頭も骨も まるごと食ることができて、
育ちざかりにも そうでない人にも、
カルシウムの補給によいものです。





評価
・目新しさ ★★★☆☆
・アブラハヤの
  世間での知名度
★★★☆☆
・揚がり具合 ★★★★★
・シンプルさ ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2016 年 10 7 日(金)


乙事の水神社 ―― 東出口湧水





東出口湧水。稗之底湧水群のひとつ。
長野県 富士見町にて。

八ヶ岳の山麓の森の中、湧き水と
小さな祠がある。














忘れられたような場所に 思い出した
ようにある湧水。

静かに、しかし、絶えることなく、
水が 湧き続けている。






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2016  10 1 日(土)


習作 ―― あじめどじょうの
    ちらし寿司
アジメドジョウ料理




あじめどじょうのちらし寿司。

道の駅の直売所で発見した 串焼きの
アジメドジョウを迷わず購ってきて、
ことこと煮て、ちらし寿司に無理やり
搭載しました。

長らく構想を練ってきた一品。
日の目を見る日が いよいよ来た。


思えば、アジメドジョウ以外にも
いろいろ準備が必要だった。

みょうがの酢漬けを仕込んだり。

季節外れの山椒の若葉が ほしくて
探しまわったり。

そして、これだけのために 重箱を
購ったのです。








たぶん、人類史上初の組み合わせ。

一見すると上品で、しかし、躍動感
あふれる一品。

感無量です。


評価
・新規性 ★★★★★
・この組み合わせに
  した理由の深さ
★☆☆☆☆
・手間のかかり具合 ★★★★☆
・いろどり ★★★★☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2016 年 9 27 日(火)


ヨレアテレラエタタ ―― 四尾連湖





四尾連湖。山梨県は 市川大門の
山奥にある静かな湖。

流入する川も 流出する川もない
神秘的な湖。





この湖は、雨乞いが行われてきた場所
でもある。

明治27年(1894年)頃に編纂された
「山梨縣市郡村誌 第四冊第弐回之上」
によると、ひでりの年には、近郷の
人々が紙旗をたてて 金鼓を鳴らして
この湖まで来て あまひきをしたとの
こと。

それでも験がなければ、牛馬の枯骨を
湖に投げ込んで、水神様を激怒させて
雷雨を起こさせようとまでしたという。


なぜ 牛馬の枯骨が採用されたのかは、
分からないけれど。

まあ、確かに 神様が怒りそうな行為
ではある。










四尾連峠にある 子安神社



湖畔から山へ登ると、四尾連峠に出る。

人工降雨のための発煙所が どこかの
水道局によって設置されている。

原理はよく分からないけれど、降雨に
効果があるとされる ヨウ化銀を上空に
放出するための施設らしい。


かつては 牛馬の枯骨を湖に、現代は
ヨウ化銀を空に。

進歩しているのかもしれないけれど。

神様を怒らせるという点は、共通して
いるのかも。




四尾連人工降雨発煙所

東京都水道局
小河内貯水池管理事務所

ついでに、同じ尾根筋には 烽火台と
いう場所がある。

今も 昔も、煙を上げる場所なのか。








山に囲まれた静かな湖。

牛馬の枯骨を投げ込むことも
煙を上げることもせずに済む、
穏やかな世となりますように。






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2016  9 12 日(月)


怪作 ―― あかざと

  アスパラガスのピザ
アカザ料理




今年も 山中の道の駅の直売所で、
アカザが串に刺された上に 炭火で
じりじりと焼かれているところを
発見。

希少種であるのだけど、このあたり
では、珍しいものではないらしい。

今年も 3100円という なんだか
気の毒な値段で売られていた。

今年も 見過ごすことができず、購い
ました。


串から外して、ピザ生地に無理やり
搭載して、あらためて じりじり焼く。

あかざとアスパラガスのピザ。

素材の持ち味を活かした、なんだか
野趣あふれる一品が完成。


きっと、イタリアでは、これまでも
これからも 存在しえないレシピ。

八百万の神々の中に イタリア料理の
神様がいたら、叱責されそうな一品。





評価
・新規性 ★★★★★
・イタリア料理
  らしさ
★★★☆☆
・シンプルさ ★★★★☆
・野趣 ★★★★★
・味わい ★★★☆☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2016 年 9 7 日(水)


夜の渕 ―― カマツカ





夜の川。夜の渕。

その真っ暗けの川に わざわざ
行って、わざわざ 水につかる。


カマツカがいた。

流れのゆるやかな場所で じっと
しているところを発見。

近づいても 逃げない。

懐中電灯で照らしても、まるで
動かない。

寝ているらしい。

目はばっちり開けているけど、
眠っているらしい。


手を伸ばして つかんでみたら、
ぱっと起きて、驚いて 全速力で
逃げていった。

ごめん。



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