2016年3・4月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2016年3・4月









2016


~ 4 ~

N G K S M K D
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


~ 3 ~

N G K S M K D
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

2016年3・4月
< 古い方  新しい方 >





2016  4 12 日(火)


習作 ―― かじかと茄子の
        マカロニグラタン
カジカ料理 鰍料理
カジカ大卵型



かじかと茄子のマカロニグラタン。

茄子のマカロニグラタンに、無理
やり カジカを搭載しました。

川魚料理らしからぬ一品。


カジカは、もともと黒っぽかった
ものであり、実際には 焦がして
おりません。

でも、茄子が やや焦げ気味。
火の加減が難しい。


焼きたてのを 恐る恐る 味見。

ほっくりと焼けた かじかは、上品な
白身で、ベシャメルソースにもよく
合う。





評価
・新規性 ★★★★☆
・焼き加減 ★★★☆☆
・手間の
  かかり具合
★★★★☆
・調理の際の
  力の抜け具合
★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2016 年 4 8 日(金)


岩屋堂 ―― ハナノキ





ハナノキ。岐阜県 中津川市にて。

日本の固有種で、国内でも 愛知・
岐阜・長野のごく限られた場所に
だけ分布しているという珍しい木。

ハナノキは、高い木だし、周囲の
木々の葉が開く前のこの時期、梢が
花で紅色に見えるので 探しやすい。





ハナノキは、水辺のじめじめした
場所に生育する木。

根が傷みそうなものだけど。
当の木は へっちゃららしい。

いろいろな木があるものだ。








花筏というと、サクラを思い浮かべる
人が多いけれど。

ハナノキの花筏は、サクラの花筏より
浮力が大きそうな形状をしていて、
ずっと筏らしい。

もし小人であったとして、何らかの
事情で 花筏で水面に漕ぎ出さねば
ならなくなったのなら。

その時は、サクラの花筏ではなく、
ハナノキの花筏を選択することで
ありましょう。


穏やかな春の 穏やかな里山の風景。

ここにしかない、ここでしか見る
ことができない ハナノキのある
水辺の風景。

小人のためにも、残したい木と、
保全したい地域です。






Category いきもの Comment (0)  Track back (0)






2016 年 4 2 日(土)


河蘊 ―― カワモズク





雪解けの進む 暖かい日。

極東の島国の山の中の小さな川で
カワモズクの 1種を発見。

山際にある ささやかな流れの ごく
限られた区間にだけ生育していた。





カワモズクは、300年前に 貝原益軒が
編纂した「筑前國続風土記」でも紹介
されている 由緒ある藻類。

それによると「此藻、北に向つて流るゝ
川ならずば産せずと云」とあるのだけど。

… この川は、南に向かって流れている。





カワモズク科は、淡水産の紅藻。

この川で発見したものは、紅色には
ほど遠いけれど。

それでも 紅藻であります。





川底に 無造作に生えているように
見えるけれど。

どの川にも分布しているわけでは
ない上、分布している川でも ごく
限られた区間にしかない。

水温や水質の制約が 大きいとの
こと。

実は、希少な藻類らしい。





希少なカワモズクが生育する この
川の この区間。

地味だけど、貴重な場所。

22世紀に残したいものが ひとつ
増えた。






Category いきもの Comment (0)  Track back (0)






2016  3 31 日(木)


意欲作 ―― さくらますの桜そば
サクラマス料理
桜鱒料理



さくらますの桜そば。

桜そばに さくらますの焼きびたしを
わざわざ搭載した一品。


能天気な名前の料理。

しかし、その料理名を形にするため、
それだけのために 日夜構想を練って
まいりました。

いつか形にしなければと思いつつも、
材料の入手が容易ではなくて、久しく
実現の機会がなかったけれど。

サクラマスと桜そばが ようやく手に
入って、この日、ついに具現化。


桜でなければならなかった 積極的な
動機は。

… ない。

相も変わらず、ない。





評価
・新規性 ★★★★★
・桜に注目した
  動機の強さ
★★★☆☆
・そばらしさ ★★★☆☆
・盛り付け ★★★★☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2016 年 3 28 日(月)


すがら ―― キタノメダカ





石川県の海のすぐそばにある水路で
キタノメダカを発見。

水温が上がってきたせいか、活発に
泳いでいる。


まだ 枯れ色の風景だけど。

北陸も 春めいてきました。









Category いきもの Comment (0)  Track back (0)






2016  3 22 日(火)


習作 ―― すごもろこのタリアテッレ
    コールラビのクリームソース
スゴモロコ料理




すごもろこのタリアテッレ コールラビの
クリームソース。


まるで呪文か妄言のような 聞き慣れない
名前の一品。


春らしいのか、春らしくないのか。

それすら、よく分からない。


たぶん、この星で初めてのレシピ。

当のスゴモロコも コールラビも、こんな
料理にされることになろうとは、思いも
よらなかったにちがいない。





評価
・新規性 ★★★★★
・この組み合わせに
  理由の明確さ
★★★☆☆
・食材の知名度の
  低さ
★★★★★
・湖魚料理らしさ ★★★☆☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2016 年 3 18 日(金)


ゐど ―― 底脱の井





鎌倉十井のひとつ、底脱の井
扇谷山 海蔵寺の門前にある。

神奈川県 鎌倉市にて。


大正3年(1914年)に発行された
「鎌倉江の島案内」によると、
金澤顯時の妻が悟りを開いた場所
とのこと。

「千代のうが頂く桶の底ぬけて
水たまらねば月もやどらず」と
いう歌が 脇の石に刻りつけて
あるのだそうです。






Category 河川湖沼池塘とか Comment (0)  Track back (0)



< 古い方  2016
34 月 〜
新しい方 >





ひょうし

V

これまでの記事


V


2016

34 月 〜



< 古い方  新しい方 >




- - - - - - - - - - - - - - -


〜 ここの記事 〜


習作
かじかと茄子の
マカロニグラタン

岩屋堂
ハナノキ

河蘊
カワモズク

意欲作
さくらますの
桜そば

すがら
キタノメダカ

習作
すごもろこの
タリアテッレ
コールラビの
クリームソース

ゐど
底脱の井





- - - - - - - - - - - - - - -


〜 コメント 〜


ないよ




- - - - - - - - - - - - - - -


〜 トラックバック 〜


ないってば




- - - - - - - - - - - - - - - - -


N G K S M K D
300 300 30 30 30 300 300

N G K S M K D
300 300 30 30 30 300 300
猛獣の領域 〜 極東の水辺を行く 〜