2015年9・10月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2015年9・10月









2015


~ 10 ~

N G K S M K D
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31


~ 9 ~

N G K S M K D
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

2015年9・10月
< 古い方  新しい方 >





2015 年 10 30 日(金)


霜降 ―― アマゴ





アマゴの産卵期。渓流沿いを歩く。

大きすぎず小さすぎない砂利のある
淵を探す。

ここでは、そんな産卵に適した場所が
あれば、雌雄のアマゴを たいてい
見つけることができる。




手前側の向かって右寄りに アマゴが数個体いる





中央の向かって左寄りの小さめのが雌で、
中央とその脇にいるのが雄、手前側左寄りのも雄



淵を遠目で探して、魚がいたら、
そっと近づく。

普段は、人影に気付くと、すぐに
逃げてしまうけれど。

産卵を控えた この時期だけは、
比較的 近づきやすい。


山にいれば、そう珍しくはない
ものなのだけど。

麓にいると、普段なじみのない
場所と光景です。

また来ることが できるかな。







左側が雌で、右側が雄



Category いきもの Comment (0)  Track back (0)






2015  10 27 日(火)
本シシャモ料理 柳葉魚料理
キュウリウオ料理 チカ料理

労作 ―― 本ししゃもと  

      きゅうりうおと ちかと
    わかさぎの ミックスフライ
胡瓜魚料理 ワカサギ料理
公魚料理



本ししゃもと きゅうりうおと ちかと
わかさぎの ミックスフライ。


苦心して集めたキュウリウオ科の魚、
4種を盛り合わせました。

そして、タルタルソースと ウスター
ソースの両方を用意。

わーい。


ただし、キュウリウオ科の揚げ物が
ひたすら 続く。

ミックスフライでは あるのだけど。

世間でいう ミックスフライらしさを
備えていない。


だが、それがいい。

ありそうで なかなか実現しなかった
一皿。

カロリーは高くも、清々しい。





評価
・新規性 ★★★★☆
・食材集めの手間 ★★★★★
・ミックスフライ
  らしさ
★★★☆☆
・揚がり具合 ★★★★☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2015 年 10 20日(火)


かたすみ ―― デンジソウ
田字草 水草




デンジソウ。浅い止水域に生育する
水生植物。

本来なら 湿潤な環境にあるはずが、
干上がっているこの場所で、むしろ、
のびのびと生えている。


この様子では、一見すると、四つ葉の
クローバーにしか見えないけれど。

デンジソウは、クローバーとまったく
別の種で、シダ植物の 1種とのこと。

シダらしくないシダ。





その和名の由来は、4枚の葉の並びが
漢字の「田」の字を思わせること。

ここのデンジソウは、そうした特徴が
見出しにくいのだけど。

干上がった場所では、こんな形になる
ものなのらしい。





かつては、水田でありふれた存在の
水生植物だったそうです。

水田雑草として、悩まされるほどの
生えっぷりだったらしい。


そうした過去が信じられないほど、
今では 減少している。

22世紀に残したい種、風景。






Category いきもの Comment (0)  Track back (0)






2015  10 13 日(火)


秀作 ―― せたしじみの味噌汁
セタシジミ料理
瀬田蜆料理



琵琶湖特産のセタシジミ。

湖畔の直売所で売られていたのを
購ってきた。


今日は、味噌汁にしました。

シンプルで、定番の調理方法では
あるのだけど。

文句のない、滋味あふれる一品。

ヤマトシジミとは別の、気品の
ある風味。


希少な種。貴重な食材。

100年後の世代に伝えたい。





評価
・新規性 ★★★☆☆
・真面目さ ★★★★★
・奇抜さ ★★★☆☆
・栄養価 ★★★★★
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2015 年 10 5 日(月)


ペリドット ―― 尾白川
尾白川渓谷 北杜市
白須 竹宇 名水



富士川上流の釜無川の支流、尾白川。
山梨県は 白州にて。

水曜日のカンパネラ「西玉夫」のプロ
モーションビデオの撮影に使われた
あたり。
プロモーションビデオ PV






千ヶ淵



昨日の早朝の強い雨の影響か、少し
増水している。

それに、透き通っているように見える
けれど、わずかながら濁っている。


本来は、その水の透明感と 気品のある
鮮緑色の流路で知られる渓谷だけど。

今日は、深みは 重々しい色で淀んで
いて、あまり気味が良くない。


浅瀬は、川底まで見通すことができる
けれど。

いつもの清涼感はない。


でも、まあ、いいか。

これも また、この川の 川としての
本来の姿だ。









Category 河川湖沼池塘とか Comment (0)  Track back (0)






2015  9 29 日(火)


上作 ―― びわひがいの塩焼き
ビワヒガイ料理
琵琶鰉料理



ビワヒガイ。琵琶湖固有の魚。

水揚げされて間もないものが、他の
魚とごちゃまぜでパック詰めされて
湖畔の直売所で売られていた。

迷わず、購って 帰る。


焦がさぬよう、じりじりと慎重に
焼き上げました。

小さな魚だけど、上品な味わい。

ごはんのおかずというよりも、
酒の肴。

あー、酔い酔い。





評価
・目新しさ ★★★☆☆
・焼き加減 ★★★★☆
・まともさ ★★★★★
・地酒との相性 ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2015 年 9 23 日(水)


深潭 ―― 油ヶ淵
碧海郡教育会
高橋古三郎 矢作川



油ヶ淵。愛知県の碧南市と安城市の
境にある湖沼。

今では ほとんど使われないけれど、
北浦という別名がある。


ここは もともと海だったところで、
江戸時代に 湖に変化したとされて
いる。

明治11年(1878年)の編纂という
「碧海郡地理誌」によれば、この
湖は「古ハ、海中ノ深潭ナリシカ、
慶長年來、潮水退去シ、餘瀦、遂ニ
變シテ、湖トナルト云」とのこと。

周囲の陸地化によって、最深部のみが
湖として残存したものらしい。





もっとも、慶長の頃、一面の海だった
わけではないらしい。

油ヶ淵の北側の湖畔近くの微高地にある
松光山 應仁寺は、室町時代の応仁2
1468年)の創建という。
応仁寺

当時、少なくとも 一方向には、すでに
浜辺があったことになる。




應仁寺



大正5年(1916年)発行の「参河國
碧海郡誌」にも 油ヶ淵の成因が紹介
されている。

それによれば、かつては海湾だった
ところが、地盤が隆起して 海岸線が
後退するとともに、近くを流れている
矢作川の河口付近の砂の堆積によって
海から遮断されるに至ったの由。

また、別名 北浦とあるように、浦と
いう表現は「入江の形をなせしによる
名なるべし」とのこと。





この油ヶ淵を埋め立てるという計画が
かつて あったという。

その計画は頓挫して、幸いなことに
湖は 今日まで存続してきた。


愛知県で唯一という自然の湖。

この先も 湖として残りますように。






Category 河川湖沼池塘とか Comment (0)  Track back (0)






2015 年 9 18 日(金)


南瓜プリン ―― ハリガネムシ





稲刈り後の水田の水たまりにいた
ハリガネムシ。

北海道は 木古内町にて。


じっとしているわけではなくて、
少しずつだけど、移動している
ように見える。

気が付くと、離れた場所に もう
1個体いた。





2個体が 互いに近づいていく。
ゆっくりとだけど、確実に。

文字通り、呼応しているように
見える。


どうやって、互いの位置を確認
しているのかな。

知っていることよりも、知らない
ことの方が ずっと多い。



Category いきもの Comment (0)  Track back (0)






2015  9 10 日(木)


試作 ―― あじめどじょうの
     カレードリア
アジメドジョウ料理




再び、山中の道の駅の直売所へ。

今度は、アジメドジョウが串に
刺された上に 炭火で じりじりと
焼かれているところを発見。

相も変わらず、
3100円という
なんだか気の毒な値段で売られて
いた。

今回も 購ってきて、料理に使って
みました。


あじめどじょうのカレードリア。

あじめどじょうを無理に搭載して
こんがりと焼き上げた一品。


ドリアでなければならない理由は。

それも、カレードリアでなければ
ならない理由は。

… 相も変わらず、ない。





評価
・新規性 ★★★★★
・手間のかけ具合 ★★★★☆
・まともさ ★★★☆☆
・焼き加減 ★★★★☆
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



Category 川魚料理・湖魚料理 Comment (0)  Track back (0)






2015 年 9 5 日(土)


7.4% ―― 知床の川





北海道は知床半島の川。

10
年ぶりに訪れた川。その10年前と
まさに同じ場所にやってきた。





縁のない場所だけど。

10年前も 今回も、縁あって訪れる
ことができました。


川の流れは 変わらない。見覚えの
ある岩が 今も同じ場所にある。

その一方で、川沿いの木は 大きく
なっている。

雰囲気が 少し違って見える。





もう一度、来ることがあるかな。

次に来ることがあるのなら、それは
いつになるのかな。






Category 河川湖沼池塘とか Comment (0)  Track back (0)



< 古い方  2015
910 月 〜
新しい方 >





ひょうし

V

これまでの記事


V

2015

910 月 〜



< 古い方  新しい方 >




- - - - - - - - - - - - - - -


〜 ここの記事 〜


霜降
アマゴ

労作
本ししゃもと
きゅうりうおと
ちかとわかさぎの
ミックスフライ

かたすみ
デンジソウ

秀作
せたしじみの
味噌汁

ペリドット
尾白川

上作
びわひがいの
塩焼き

深潭
油ヶ淵

南瓜プリン
ハリガネムシ

試作
あじめどじょうの
カレードリア

7.4%

知床の川





- - - - - - - - - - - - - - -


〜 コメント 〜


ないよ




- - - - - - - - - - - - - - -


〜 トラックバック 〜


ないってば




- - - - - - - - - - - - - - - - -


N G K S M K D
300 300 30 30 30 300 300

N G K S M K D
300 300 30 30 30 300 300
猛獣の領域 〜 極東の水辺を行く 〜