2015年7・8月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2015年7・8月









2015


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2015  8 31 日(月)


偶作 ―― はすそばめし
ハス料理 琵琶湖




神戸市長田区の お好み焼き屋で
誕生したという そばめし。

そば焼きに ご飯を加えて炒めた
という 極東の島国らしい料理。

そのそばめしに、琵琶湖産の
ハスの小さい個体を無理やり
追加しました。


湖魚料理らしからぬ一品。

たぶん、人類史上で初めての
レシピ。





評価
・新規性 ★★★★★
・出来ばえ ★★★★☆
・湖魚料理
  らしさ
★★★☆☆
・はすの調和
  してなさ
★★★★★
・味わい ★★★☆☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2015 年 8 25 日(火)


八朔 ―― サンショウモ





サンショウモ。信州の水田にて。

シダ植物の 1種だけど、水面に
浮かんで生活する 変わった種。

山椒の葉に似ているのが、その
名の由来だそうです。


本来は、水田の雑草扱いされる
ような 普通種だったのだけど。

除草剤に弱いらしく、現在では、
すっかり減少しているという。

確かに、現物を見るのは これが
初めて。

初めて来た水田で、思いがけず
珍しいものを見ることができた。


そうか。そうだ。

サンショウモが生育していると
いうことは。

この水田では、除草剤が使われて
いないということだ。






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2015  8 19 日(水)


意欲作 ―― あかざとじゃがいもの
     マカロニグラタン
アカザ料理




山中の道の駅の直売所で、アカザが
串に刺された上に 炭火で じりじりと
焼かれているところを発見。

しかも、3100円という なんだか
気の毒な値段で売られていた。

見過ごすことができず、結局 購って
きて、料理に使ってみました。


作ったのは、グラタン。

この暑いさなかにかかわらず、熱々の
グラタン。





あかざとじゃがいものマカロニ
グラタン。

たぶん、この星で初めてのレシピ。

相も変わらず、大した理由も動機も
なく、じゃがいもを加えました。


そもそも、グラタンにした理由も
動機も。

… やっぱり、ない。


評価
・目新しさ ★★★★★
・調理にあたっての
  意気込み
★★★★★
・子供の受け ★★★☆☆
・季節感のなさ ★★★★★
・味わい ★★★☆☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2015 年 8 13 日(木)


夏休みの思い出 ――    

       オオサンショウウオ





イルカがいない川。

探してみたけれど、やっぱりイルカは
見つからなかった。

オオサンショウウオしか見つからな
かった。


イルカがいないので、ダイビングは
オオサンショウウオで がまん。

わたしは、聞きわけのよい子なのだ。











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2015  8 3 日(月)


試作 ―― おいかわと やまとしじみの
  アクアパッツァ
オイカワ料理 蜆料理
ヤマトシジミ料理



試作。おいかわと やまとしじみの
アクアパッツァ。

かの国 イタリアには、オイカワも
ヤマトシジミも 分布していない。

八百万の神々の中にイタリア料理の
神様がいたら、渋い顔をされそうな
一品。


それでも、やまとしじみのだしと
トマトが よく合っている。

おいかわの骨が少しだけ気になる
けれど、やまとしじみやトマトの
風味がなじんでいて、意外なことに
なかなかの味。





評価
・新規性 ★★★★★
・この組み合わせに
  した動機の強さ
★★★☆☆
・作る手間 ★★★★☆
・具の相性の良さ ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。






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2015 年 7 29 日(水)


晴のち雨 ―― 仏御前の滝
祇王 平清盛




仏御前の滝。九頭竜川の支流で 荒島岳
から流れ出る 最尻谷にある滝。

福井県大野市の仏原にて。


平家物語に登場する 仏御前は、加賀
(石川県)の出身とされているけれど、
ここ仏原栃洞の生まれとする説もある
とのこと。

その
仏御前が顔や髪を洗ったのが この
滝なのだそうです。





まっすぐ続く その階段は、身体的にも
視覚的にも 相応の負荷を感じさせる。

今でこそ、階段があるけれど。

この階段がなかった当時、麓の村から
滝まで通っていたのであれば、きっと
足腰が鍛えられたはず。

なかなか 難儀なことだ。


これは、この道のりをたどることは、
彼女が凡庸な人物ではなかったことを
知るための ひとつの方法なのであり
ます。たぶん。

まあ、この階段が 当時と同じルート
なのかどうか、分からないのだけど。






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2015 年 7 21 日(火)


かたがた ―― 縣神社





縣神社。岐阜市にて。佐野 中溝

正面は水田。左右と後ろの三方が山。

お社は、その すり鉢のような地形の
中央にある。





境内の入口を水路が横切っていて、
太鼓橋(反り橋)と そうでない橋が
架けられている。

太鼓橋は、神々の通行のためのもの。

ここのお社では、車よけの柵がある
だけで、人の通行は 特に 禁じられて
いないようだけど。

その橋を使うのは 畏れ多いので、
隣にある平べったい橋の方を渡って
参詣しました。

もっとも、俗人の通行に適している
とは 考えにくい構造であるし。








お社の周辺は、作物や木々の緑が
多いけれど。

正面の水田は 耕地整理が行われた
後のものだし、左右と後ろの山には
人工林があって、昔ながらの風景が
残っているわけではない。


境内からのぞむ その風景は、先人が
求めたものなのか。

あるいは、それに 近づいているもの
なのか。

それとも、行き過ぎたものなのか。






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2015  7 13 日(月)


習作 ―― びわますと しめじの
    ほうれん草フェットチーネ
ビワマス料理
琵琶鱒料理



びわますと しめじの ほうれん草
フェットチーネ。


琵琶湖名産のビワマスと しめじと
ほうれん草を練りこんだフェット
チーネに チーズクリームソースを
無理やり 合わせました。

相も変わらず、この組み合わせに
した 積極的な動機は ない。


湖魚料理らしからぬ一品。

そして、そもそも イタリア料理
らしからぬ一品。

だが、遠い将来、全宇宙という
途方もない大きな規模で見れば、
この一品は 地球の郷土料理と
いえるにちがいない。

わたくしたちが そんな日を いつ
どこで 迎えることになるのか、
さっぱり 分からないけど。


評価
・新規性 ★★★★☆
・作る手間 ★★★★☆
・イタリア
  料理らしさ
★★★☆☆
・盛り付けの
  素人っぽさ
★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2015 年 7 7 日(火)


トレイス ―― 幌平橋





幌平橋。北海道は 札幌市にて。

石狩川水系 豊平川に架けられている。
現在の橋は、四代目。
中央区の中島公園 豊平区の中の島

初代は、河合才一郎氏が私財を投じて
豊平川の西側の旧札幌市と 東側の
旧札幌郡 豊平町の間に架けた木橋。

計画当時、豊平町側は果樹園が広がる
地域だったそうで、りんご泥棒が橋を
渡って来るという理由で、架橋への
反対の声が出たとか 出なかったとか。

それでも、昭和2年(1927年)に完成
した橋は、札幌の幌と豊平の平の字を
取って 幌平橋と命名され、ずいぶん
人々の往来に寄与したそうです。





昭和12年(1937年)には、北海道の
管理に移行して 二代目の木橋に架け
替えられた。

三代目は、鋼製の橋として昭和29
1954年)に 架け替えられたもの。

その後、さらに平成7年(1995年)に
現在の橋に架け替えられている。





今の橋に 昔の面影はない。
川も、きっと 様変わりしている。

街ですら不変ではなくて、なじみの
ない街に 変わってゆく。

果樹園など、偲びようがない。

これが 時間の色と形か。


今の この新しい街の風景。

それすら、いつか、いつの間にか、
懐かしい風景になっているのかな。






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