2013年3・4月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2013年3・4月









2013


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2013  4 29 日(月)


習作 ―― ぬまちちぶの塩焼き
ヌマチチブ料理




ぬまちちぶの塩焼き。

10 cm に満たない ヌマチチブを
わざわざ 姿焼きにしました。


焦がさぬよう 注意を払いながら、
じりじりと焼く。

いつが旬なのか、よく分からない
魚だけど。

構うことなく、春らしい雰囲気に
してみました。


いざ、味見。

きれいな白身の魚なのだけど、
食べごたえのない一品。


評価
・新規性 ★★★★☆
・体サイズの小ささ ★★★★★
・調理の手間 ★★★★☆
・食べごたえのなさ ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 4 24 日(水)


チリカヒクモレ ―― 花筏





北寄りの風が吹く日。

桜の木の南隣にある 浅くて澄んだ
淀みに、散りたての花びらが浮かぶ

水面の花びらの白さが、水底に映った
その影の色で 引き立っている。





花筏とは、よく言ったものです。

何枚用意したって、常人の重さを
支えることは できないけれど。

花びら相応の大きさの小人なら、
この筏の上に乗ることができそう。

でも、頼りなく浮かぶ その薄い
筏に身を任せるしかない小人を、
川下へと ただ見送る場面を思うと、
行く末が不安で、胸が苦しくなる。


北寄りの風が吹いた日。

花筏に小人が乗っていなくて
良かったと思った日。






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2013  4 19 日(金)


新作 ―― 小鮎のジャンバラヤ
鮎料理 アユ料理




小鮎のジャンバラヤ

アユには、ジャンバラヤは 縁のない
調理方法だけど、あえて 試しました。

ジャンバラヤには、アユは 縁のない
材料だけど、あえて 試しました。

皿は、かのロイヤルコペンハーゲン。

・・・ 特段の動機は ありません。


このロイヤルコペンハーゲンの皿。

南蛮の国の 由緒ある窯元の皿なのに、
邪道ではないが、常道でもない、妙な
料理ばかりを いつも盛り付けている。

気の毒ではあるものの、これからも
遠慮なく 使わせてもらおう。

いや、この皿が いつか同郷の皿たちに
自慢できるような 特異的な経歴を、
その上に 積み重ねてあげたい。


評価
・新規性 ★★★★★
・調理にあたっての
  意気込み
★★★☆☆
・アユを選んだ
  理由のなさ
★★★★☆
・手間のかかり具合 ★★★★☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 4 14 日(日)


わすれかねつも ―― シロウオ





産卵のため、海から川へ遡上してきた
シロウオ

いつぞやの 卵とじや 煮干しの材料に
なっていた シラウオは、別の魚種。

この川に遡上してきたのは、シロウオ。


ただでさえ、全長
5 cm 程度と小さくて
見つけにくい上に、体が透明な魚。

川底に映った陰を見つけて、ようやく
そこにいることが分かる。




6
個体います





下流に目をこらすと、後続のシロウオが
波間に 見え隠れしているのが分かる。

サケの遡上のような迫力は ないけれど。

シロウオの その小さな体ならではの
見ごたえがある。





シロウオが遡上できる川が 減りつつ
あるという。

ここは、数多くのシロウオを 間近で
観察できる 貴重な川。残したい川。

22 世紀、子々孫々が ここで同じ光景を
見ることができるといいな。



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2013  4 9 日(火)


試作 ―― かわむつの笹寿司
カワムツ料理




相も変わらず、大した動機はないけれど。

ただでさえ 食用にされること自体が
少ないカワムツを、わざわざ 採用
しました。


ただでさえ 小さいのを いちいち三枚に
おろして、塩を 強めにきかせてから、
酢〆に。

レシピは てきとう。


それでも、かわむつの笹寿司が完成。

前例の有無は よく分からないけれど。
もしかすると、この星で初めてかも。


カワムツという魚を知らなさそうな
先輩に食べさせて、その味を検証。

・・・ おいしかった とのことです。





評価
・新規性 ★★★★★
・動機のなさ ★★★★☆
・世間でのカワムツの
  知名度の低さ
★★★★☆
・作る手間 ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 4 4 日(木)


清明 ―― 蓬莱橋





大井川の蓬莱橋。静岡県 島田にて。

長さ
900 m ほどもある 長い木橋。

橋脚は コンクリート杭になっている
けれど、敷板や欄干は 木製。




大井川





意外と高い位置に橋が架かっている。

その一方、欄干は 低くて、せいぜい
膝丈くらいしかない。

清々しい構造の橋です。






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2013 年 3 30 日(土)


いかにせよと ―― わさび田





わさび田と小川。長野県 穂高にて。

あちこちで水が湧き、小川が流れ、
そこかしこに わさび田がある。


水流だらけ。

わさび田や小川が多い土地という
よりも。

細く裂いた陸地を、広い水盤の上に
いくつも並べて作ったような場所。


大した目的も使命も帯びずに、ただ
ゆらゆらと散歩するには 良い場所で
良い季節。

これから先、いかにすべきか、
はっきりしないままだけど。

急かれても、せめて 急くことは
ないように。

そうありたいものであります。









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2013  3 25 日(月)


肴 ―― しらうおの煮干し
白魚料理 シラウオ料理




茨城県 霞ヶ浦の名産、しらうおの
煮干し。いただきもの。

しらうおを釜揚げにした後、寒風に
さらして 水気を飛ばしてある。


料理の材料として使うことができるし、
ほどよく塩がきいていて、そのまま
食べても おいしい。

食べ始めると、止まらない。

酒を飲む 女子供は もとより、
酒を飲まない 女子供も含めて、
きっと、
皆に 好まれる味に違いあるまい。





評価
・新規性 ★★★☆☆
・素朴さ ★★★★★
・食感 ★★★★☆
・地酒との相性 ★★★★★
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 3 20 日(水)


燗 ―― 含満ヶ淵





栃木県 日光の大谷川にある含満ヶ淵。

その漢字表記は いろいろあって、
願満ヶ淵とも書かれる。

憾満ヶ淵という、美観を損ねる字が
わざわざ 当てられることもある。

それとも、憾という字を忌避して、
別の字を当てるようになったのかな。

もし 燗満ヶ淵だったら、なんだか
ほほえましい画が思い描けるのに。


この淵のすぐ近くに、並び地蔵という
たくさんのお地蔵様が祀られている。

不可思議なことに、お地蔵様の数が
こまめに増減するそうで、数えるたび、
異なる計数結果になるとのこと。

そんな背景から、化け地蔵という
異名が付けられている。


数えるたび、こまめに増減している
お地蔵様。

どういう機構なのかは分からないけど、
来訪者を煙に巻く魅惑的な お地蔵様。

大谷川の 燗満ヶ淵の名とともに、
22
世紀に伝えたい名所のひとつです。



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2013 年 3 15 日(金)


木覆盆子の祠 ―― 早春の小川





早春の小川。極東の島国にて

田畑の間を、決して直線をかたどる
ことなく、曲がりくねりながら、
しかし、穏やかに 流れている。


これまで残されてきたように、
これからも残したい風景のひとつ。

残して、季節の移ろいを楽しみたい。






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2013  3 10 日(日)


意欲作 ―― ぬまがれいのカルパッチョ
ヌマガレイ料理 沼鰈料理
カワガレイ料理 川鰈料理



川がれいとも呼ばれる ヌマガレイ。

相も変わらず、動機はないけれど、
カルパッチョにしました。


これを作るため、それだけのために、
わざわざ チャービルと紫たまねぎを
用意しました。

そのかいあって、風味が良く、また
いろどりも良い一品が完成。


ただ、やっぱり ヌマガレイでなければ
ならなかった理由は。

・・・ ない。





評価
・新規性 ★★★★☆
・材料集めの手間 ★★★★★
・作る手間 ★★★★☆
・いろどり ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 3 5 日(火)


とおからじ ―― 岩室の滝





岩室の滝。富山県 立山町にて。
白岩川の支流 虫谷川にある。


このあたりは、まだ 雪深い。

スノーシューをはいて、雪に埋もれた
道を 奥へと進む。




虫谷川





岩室の滝



まだ 雪深いけれど。

雪融けは 始まっていて、川の水量が
少し多いように思える。




雪融け水でできた この時期だけの滝







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