2013年1・2月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2013年1・2月









2013


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2013年1・2月
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2013 年 2 28 日(木)


やまとといたオリンピック    

         ―― ドラム缶橋





ドラム缶橋。岡山県の玉島にて。倉敷

その名の通り、ドラム缶 100 本あまりを
浮体として採用した浮き橋。

ここ玉島では、五指ないし 十指になら
入るであろう 有名な橋のひとつです。





ドラム缶は、浮体であるけれど、
川の水位が下がって着底すると、
橋脚として機能する。

浮力と剛性とを兼ね備えるドラム缶
だからこそ実現した橋。






木製の敷板と たぶんステンレス製の
ワイヤーを除けば、ほぼすべてが
鉄でできている橋。

鉄橋らしくないけど、これも 鉄橋の
進化形の一端でありましょう。





橋の南側は、玉島 2 丁目。通町商店街。

この 21 世紀の日本国にありながら、
そこかしこに現存する昭和の雰囲気。

その渋さは、群を抜くものがある。




通町商店街 パチンコ「思ひ出」



ここは 2 丁目ながら「ALWAYS 三丁目の
夕日」の撮影が行われた場所でもある。

セーターの ひじのつぎ当てをはがす
場面で登場した橋は、架け替えのため
撤去されてしまったけど。

子供がフラフープに興じていた空き地は、
今もなお、空き地のまま 健在です。




2 丁目にある「三丁目の夕日」の 空き地






ドラム缶橋は、そんな渋い町の中に
今日も架かっている。

豪壮な構造ではないし、華美な意匠でも
ないけれど。

人々の生活に寄り添う この穏やかな
様子が好ましい。



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2012  2 23 日(土)


上作 ―― いさざ丼
イサザ料理




いさざのどんぶり。

甘辛く やわらかく炊き上げた いさざを
ふんわりと 卵でとじました。


日本海側の川では、シロウオのことを
いさざ という方言で呼ぶところがある。

今回のは、そのシロウオではなく、
琵琶湖のイサザ。


甘味のある優しい味。食が進みます。

たぶん 女子供が喜ぶであろう、 きっと
誰もが喜ぶであろう一品。


評価
・新規性 ★★★★★
・いさざを選んだ
  理由のなさ
★★★★☆
・いさざの炊き加減 ★★★★★
・作る手間 ★★★★☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 2 19 日(火)


大郷 ―― 白川郷 荻町





岐阜県の白川郷 荻町の合掌造り集落。

雪だらけ。

田畑も、庄川の川原も、雪で埋もれて
真っ白け。

景色は いかにも寒そうに見えるけれど、
風さえなければ、意外に暖かく感じる。


















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2013 年 2 13 日(水)


じゃがいものガレット ―― 水槽の氷





建物の北側に置いてある水槽に、
いつの間にか できていた氷。

まるで、じゃがいものガレットの
ような 不思議な形状の氷。


どうしたら、こんな形状の氷が
できるのかな。

知っていることよりも、知らない
ことの方が ずっと多い。






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2013  2 8 日(金)


習作 ―― あまごの炊き込みごはん
アマゴ料理




あまごの炊き込みごはん。

山河の幸を いろいろ放り込みました。
五目ならぬ、七目ごはん。



味付けは てきとう。水加減も てきとう。

米の分量は 2 合なのに、具は 気前良く
3
合分を投入。

とりあえず、栄養価は 高い一品。


てきとうな味付けと水加減だったのに、
炊き上がりも 味も 上々。

なんとかなるものだ。


評価
・新規性 ★★★★☆
・アマゴを選んだ
  動機のなさ
★★★★☆
・炊け具合 ★★★★★
・栄養価 ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 2 3 日(日)


小春 ―― 犬山城





犬山城。愛知県犬山市にて。

木曽川の川べりに築かれた平山城。

現存する天守閣は、江戸時代の初期

築かれたものだという。

400 年近くもの間、この場所に
あり続けている。








生まれる前 あるいは 記憶が生ずる前の
時間にも 長さというものがあったはず
だけど、それが なかなか実感できない。

400 年ともなると、その時間の長さは、
想像すら及ばない気がする。

ただ、当時の天守閣が現存する以上、
最低でも この年数の間は、時間が
途切れることなく続いてきたこと
だけは 分かった。

凡人の時間感覚の限界。



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2013 年 1 31 日(木)


手元にある 手の届かぬ場所     

           ―― 水路の氷





近所の水路にて。

水と光だけで、いつの間にか、
できていた風景。


原材料の組成は、水と光だけという、
ごく単純なものなのだけど。

この手に その水と光を渡されても、
同じものを作ることは できそうにない。



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2013  1 27 日(日)


習作 ―― しらうおの卵とじ
白魚料理 シラウオ料理




しらうおの卵とじ。

しらうおをどれだけ入れればいいのか
分からなかったけれど。

調べることはせず、考えることもせず、
気前よく 鍋に ぼんぼん放り込みました。


真っ黒な鍋の中で 半透明の しらうおが、
火を通されて 白く煮えてゆく。

仕上げに とき卵をまわして、なんとなく
それらしいものが完成。


おそるおそる、味見してみる。

おいしい! 想像以上に はっきりした
いい だしが出ている。

しらうおを けちらずに たくさん
入れたのが良かったのかも。


評価
・新規性 ★★★☆☆
・調理の際の肩の
  力の抜け具合
★★★★☆
・しらうおの多さ ★★★★☆
・だし ★★★★★
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 1 23 日(水)


赤いくつ 緑のアイス ―― 多摩川





東京都と神奈川県との境を流れる多摩川
丸子橋のあたり。

21 世紀の初頭、アゴヒゲアザラシの
何某がここに現れ、その見物のために
人々が押し寄せたという。


今日は 風がなく、穏やかな小春日和。

当時の狂騒の痕跡は、もう すっかり
消えている。





このあたりは、今日マチ子氏の作品
「みかこさん」の舞台。

ここに たたずんでいても、みかこさんと
同様、確かに 未来は見えない。


停滞していても、時間の流れを止めた
ことにはならない。

かつて稚い頃に 無限とまで謳われた
可能性が、不可逆の砂時計のように、
時間とともに崩れて減ってゆく。

それは、凡人が 凡人になるためにある
時間なのかな。


光の三原色というものを いつぞや
習ったのを思い出した。

白色の光は、三原色の光が すべて
揃って完成した存在だという。

不完全な組み合わせでは、白色を
得ることはできない。

ただ、不完全なりに 白以外の色が
形成され、その不完全な組み合わせに
応じて 様々な色が生じるという。


今日マチ子氏の言葉が重なる。

「可能性を失いながら 私は 私になる」

冷徹だけど、凡人が生きてゆく上で
支えになる言葉だと思う。






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2013  1 19 日(土)


新作 ―― やまとしじみと すじえびの
      フェデリーニ ペスカトーレ
ヤマトシジミ料理 蜆料理
スジエビ料理



やまとしじみと すじえびの
フェデリーニ ペスカトーレ

貝と海老のうまみに トマト
ソースの酸味が相まって、
素朴ながらも、味わい深い
一品です。






でも、実は、すごく小さな一品。

具が小粒なので、はごろもフーズの
サラスパを採用して、具の小ささに
あえて 張り合ってみた次第。

相も変わらず、特段の動機は ない。


味わい深くも、いかにも 食べごたえの
ない パスタ。

たぶん、人類初の一品。


評価
・新規性 ★★★★★
・調理にあたっての
  意気込み
★★★★☆
・ボリューム ★★★☆☆
・迫力のなさ ★★★★★
・味わい ★★★★☆
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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2013 年 1 15 日(火)


ご ―― 西湖の洗濯場





西湖の洗濯場。
三重県鳥羽市の答志島にて。

島内には、あちこちに 小さいながらも
沢がある。

この水場は、そのひとつで、答志港から
続く家並みの奥まったところにある。





看板には 井戸とあるけれど、ここで
水が湧いているわけではなさそうで、
山から流れ出た沢の水をせき止めた
水槽のようなものだった。

それでも、水道代がかからないことも
あってか、今も、洗いものに重用され、
大切にされている水場とのこと。





ここは、湖はないけれど、どういうわけか、
西湖(にしご)という地名である。

同じ島内の和具港近くの 血洗池という池の
あたりには、おくご という地名がある。

「ご」というのが、水場か その周辺の
地形に関係する地名なのかな。



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2013  1 11 日(金)


上作 ―― いわな力うどん
岩魚料理 イワナ料理




新年 明けまして、お目出とう存じます。


今年最初の品は、いわな力うどん。

その実態は、もち入りの いわなうどん。
あるいは、いわな入りの 力うどん。



いわなと もちと うどん。

この組み合わせでなければならなかった
積極的な理由は。


・・・ ない。


それでも、違和感のない 素朴な味わい。

そして、食べごたえのある一品です。


評価
・新規性 ★★★★★
・この組み合わせにした
 理由の希薄さ
★★★★★
・栄養価 ★★★★☆
・食べごたえ ★★★★☆
・味わい ★★★★★
 総合判定 ★★★★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



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