2011年11・12月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2011年11・12月









2011


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2011  12 28 日(水)


野心作 ―― やまめと紫芋の
         クリームシチュー
ヤマメ料理




やまめと紫芋のクリームシチュー。

食材だけで作っているのに、食品離れした
色合いになった クリームシチュー。

天然色素の底力に歓喜させらせる一品。


ただ、贔屓目に見ても、おいしそうに
思えない。

・・・ おそるおそる、味見する。


非日常的な色調とは裏腹に、ごく普通の
クリームシチューの味でした。

不健康な色合いだけど、野菜たっぷりで
きっと ヘルシーな一品。


そして、たぶん、この星で初めての一品。

この料理だけのために、赤と黄の
パプリカを わざわざ 買ってきました。

当のヤマメは、こんな色のクリーム
シチューに入れられることになるとは、
きっと、思いもよらなかったにちがいない。


評価
・新規性 ★★★★
ヤマメを選んだ
 理由の希薄さ
★★
・調理に際しての
 意気込み
★★
いろどり ★★
・味わい ★★
 総合判定


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。



今年は、これが最後の更新です。

良いお年を。




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2011 年 12 18 日(日)


アフミノウミ ―― 琵琶湖





夕暮れの 琵琶湖

足元のコンクリートが入らないようにして
撮ってみた風景。


湖畔の様子は、大きく変わったけれど。

この薄明かりの中で 遠目に望む 湖の姿は、
きっと、有史が始まって以来、変わって
いないはず。

柿本人麻呂や 松尾芭蕉が 足を止めて
眺めた風景のひとつかもしれない。






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2011  12 17 日(土)


習作 ―― 川蟹の塩茹で 姿盛り
モクズガニ料理 川蟹料理




いただきものの モクズガニ。

川蟹・つがに・づがに・ずがになどの
方言で呼ばれる カニ。

体色は モスグリーンだけど、火を通すと、
写真のように 赤くなる。


ばらばらに外れていた脚を集めて、
その威容を復元してみました。

豪勢な 茹で川蟹の姿盛りのできあがり。


・・・ 脚の配置が 正しくないようだし、
だいたい その数が 多すぎるように
見えるけれど。

細かいことは 気にしない。


評価
・新規性 ★★
盛り付けの際の
 不真面目さ
★★
脚の配置の
 不確かさ
★★
脚の数の過剰さ ★★
・味わい ★★
 総合判定


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2011 年 12 6 日(火)


ほのお ―― 前名寺の湧水





富山県黒部市の生地にある天道山 前名寺。
境内の庭園に湧水がある。

地中に打ち込んだ管から 水が だばだば
湧いている。

特別な仕掛けがあるわけはなく、ただ 単に
管が 打ち込んであるだけという。


この国は、水に恵まれているけれど。

こんな風に管を打ち込んだだけで 清水が
自噴する場所は、そうはないはず。








湧き続ける水。

おおよその範囲を保ちつつも、いつまで
たっても、その輪郭が定まることはない。

水ではあるのだけど、炎を思わせる。






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2011  12 1 日(木)


煮餡子屋 ―― いわなのいくら 醤油漬
岩魚料理 イワナ料理




幽幻会社 煮餡子屋(にゃんこや)の新製品

「いわなのいくら
 醤油漬」


「いわなのいくら
 醤油漬」 は、
年端もゆかぬ子猫が、うたた寝しつつも、
丹誠込めて仕上げた至高の逸品です。

とり立てて美味しいものでもないので、
大らかな気持ちでご賞味ください。


         煮餡子屋 店主敬白



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◆ いわなのいくら 醤油漬

  長野県の未知の駅で好評発売中!
  1 瓶 630
億万





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2011 年 11 30 日(水)


小雪と大雪の間 ―― 中禅寺湖





栃木県の中禅寺湖

日が照っていても 寒い。
日が陰ると 一層 寒い。

冬間近。






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2011 年 11 20 日(日)


ためしぬり ―― オショロコマ





産卵期のオショロコマの雄。

極東の島国の川にて。


鮮やかな婚姻色。

それにしても、赤色が 強すぎる気がする。

試しに、青系統の色に塗り直してみた。





・・・ これは これで 落ち着いた彩色。

でも、どうも 躍動感に欠ける。

それに 寒々しくて、見ているだけで
不安な気持ちを かき立てられる。


水族館の水槽にいたら、年端のゆかぬ
子らは 怯えそうです。



青では だめだったのだ。

オショロコマには、やっぱり 赤。






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2011  11 19 日(土)


秀作 ―― かじかと松茸の土瓶蒸し
鰍料理 カジカ料理




わざわざ作った かじかの焼き干し。
実は、上品な だしがとれる。

松茸を わざわざ入手してきて、この
かじかのだしで 土瓶蒸しを作る。


かじかのだしと松茸という ぜいたくな
組み合わせ。

味付けは 塩と醤油だけ。
それでも、
それだけで 十分 いい味わいです。


評価
・新規性 ★★
・出費 ★★
世間でのカジカの
  知名度
★★
調理の手間 ★★
・味わい ★★
 総合判定 ★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2011 年 11 11 日(金)


エサヌカ ―― 小沼





北海道 猿払の小沼。
天北原野にある 湖沼のひとつ。

モケウニ沼という 地味な沼の隣にある
すごく地味な沼。


遠目には、平坦に見える 天北原野だけど。

自転車で走り回ると、緩やかながらも
起伏に富んだ地形であることが分かる。


低い場所は、決まって じめじめしていて、
湖沼か 湿原になっている。

この小沼は、小高い丘の牧草地の中の
忘れられたような窪地に、思い出したように
水をたたえている。


ただし、流入する川は 周囲に見当たらず、
どうして 水位が保たれているのか、
見当が つかない。

地味だけど、少し不思議な沼。





札幌から、経路によっては 380 km

自転車だと、車種によっては
30 時間ほど

アクセスできます。




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2011  11 7 日(月)


意欲作 ―― にごいの昆布〆
ニゴイ料理




生食が避けられがちな川魚。

そして、食材として おおよそ利用される
ことのない ニゴイ。

そのニゴイを あえて材料として選んで、
わざわざ 昆布〆にしてみました。

もしかすると、人類史上初の一品かも。


色合いは なかなか良い。

あとは 味。おそるおそる 味見する。

… 悲観していたけれど、上々の味わい。
予想を低くしておいた甲斐があった。


当然、火は通していない。

しかし、寄生虫に対する心配なぞ、
明るい気持ちで 乗り越えるまでのこと。

良い子も、そうでない子も、自己責任で
真似すること。


評価
・新規性 ★★★
・世間でのニゴイの
 知名度の低さ
★★
・作る手間 ★★★
・身の色合い ★★★
・味わい ★★★
 総合判定 ★★★


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2010 年 11 2 日(水)


いろいろ ―― 常願寺川の支流





富山県の常願寺川の支流。

あいにくの雨模様だけど、紅葉が見ごろ。


渓畔の木々が 葉を落としてゆく。

川の流れの緩い場所にたまった 落ち葉は
底生動物の餌になる。

分解されやすい葉は、すぐに食べることが
できるけど、枯渇しやすい餌でもある。

分解されにくい葉は、食べ頃になるまでに
時間がかかるけれど、日持ちはいい。

分解されやすい葉と 分解されにくい葉と、
底生動物には どちらも大切。


渓畔の木々の紅葉は 色とりどり。

その色の数だけ 樹種が存在している。

いろいろな樹種があって、いろいろな葉が
川に供給されている。

この森なら、きっと、分解されやすい葉から
分解されにくい葉まで、いろいろ揃うはず。







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