2011年9・10月


猛獣の領域 〜極東の水辺を行く〜
2011年9・10月









2011


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2011  10 30 日(日)


煮餡子屋 ―― 川魚の笹寿司
           3 つのフレーバー
アマゴ料理 鮎料理
アユ料理 ウグイ料理



幽幻会社 煮餡子屋(にゃんこや)の新製品

「たぶん飛騨名物
    川魚の笹寿司
 3 つのフレーバー」


「たぶん飛騨名物 川魚の笹寿司 3 つの
フレーバー
」は、年端もゆかぬ子猫が
うたた寝しつつも、丹誠込めて仕上げた
至高の逸品です。

とり立てて美味しいものでもないので、
大らかな気持ちでご賞味ください。


         煮餡子屋 店主敬白



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◆ たぶん飛騨名物
     川魚の笹寿司
 3 つのフレーバー

  岐阜県の未知の駅で好評発売中!
  3 個入り 525
億万






3
つのフレーバー入り






一ノ葉 あまご






二ノ葉 あゆ






三ノ葉 うぐい




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2011 年 10 25 日(火)


すといつく ―― 富士川の支流





山梨県の富士川の支流

見ごろには まだ早いけど、渓畔の木々は
紅葉が始まっている。

アマゴの産卵も 始まっている。
川沿いを歩くと、そこかしこの淵の浅場に
砂利を掘り返した跡が見つかる。

川をまたぐ倒木に エノキタケが 出始めた。
食べごろのものが あちこちで見つかる。


この川では、渓畔の木々の紅葉と アマゴの
産卵と エノキタケの発生が 同じ頃。

それぞれが たぶん 忙しいのであろう時期。




もみぢば






アマゴの産卵床






エノキタケ



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2011  10 20 日(木)


習作 ―― ほんもろこのピザ
ホンモロコ料理 本モロコ料理




ホンモロコをもらってきた。

どう料理してくれようものか 思案する。
月並みなものは 作りたくない。

ピザにしようか。


まず、塩をして じりじりと焼く。

それを トマトソースとハーブと
チーズとともに 生地に搭載して、
さらに じりじりと焼く。


なんとなく、それらしいものができた。

生地の上に 朱色のソースが映える。

生き血のようにも見えるけれど、
血ではなくて、トマトソースです。


評価
・新規性 ★★
・ピザを選んだ
 理由の希薄さ
★★
・調理の手間 ★★
いろどり ★★
・味わい ★★
 総合判定


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2011 年 10 10 日(月)


高所恐怖症 ―― 支笏湖





北海道の支笏湖。湖の向こうは 風不死岳。

この日は 荒れ模様。

湖面は 波立って 落ち着かない。それに
黒々としていて、不気味さが漂っている。


支笏湖の水の透明度は、群を抜いている。

晴れた日に ボートで沖合いに漕ぎ出すと、
澄みきった湖水の中に 湖底の白い斜面が
いつまでも見えている。

湖面に浮かんでいるはずなのだけど、
そこは 水上という雰囲気ではない。

まるで 上空に持ち上げられた感覚。

沖合いへ漕ぎ出すほど 高度が増すようで、
舟が傾くたび、直下の斜面へ墜落しそうな
不安に駆られる。



高所恐怖症の人には、この湖での
舟遊びは お勧めしない。

荒れ模様の日は もちろん、晴れた日も
それぞれの怖さを感じさせる湖。

遠目に湖を眺望するのが 良いと思います。




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2011  10 5 日(水)


試作 ―― やまめの山かけ
ヤマメ料理




やまめの素焼きに とろろをのっけました

やまめも とろろも、それぞれ単独で 十分
おいしいのだけど。


この組み合わせにしなければならかった
積極的な動機は …。

… ない。


醤油を少々さして 試食してみた。

味は悪くないのだけど、わざわざ この
組み合わせにしなければならなかった理由を
見出だすことは できませんでした。


食材の組み合わせ数は、きっと無限に近い。

でも、その組み合わせが、必ずしも 人類の
進歩に つながらないことを示す一品。



評価
・新規性 ★★
・調理の際の 肩の
 力の抜け具合
★★★★
この組み合わせにした
 理由のなさ
★★
食材の調和してなさ ★★
栄養価 ★★
 総合判定 ★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2011 年 10 1 日(土)


のとのせきこ
I ―― 舟尾潟・奥原潟





石川県七尾市の和倉温泉と田鶴浜との
間にある 連なった潟湖。

舟尾潟のすぐ下流側に 奥原潟があって、
奥原潟には 北側に海への開口部がある。

本来は 潮の満ち引きがあったのだろう
けど。

現在は 海への開口部に 水門があって、
湖水に今も塩気があるかどうかは 不明。




奥原潟




奥原潟は ほぼ全周囲が護岸されている。

そして、水が淀み 濁っていて、実は
あまり いい風景ではない。

コンクリートが入らない角度で 写真を
撮ったけど、水の濁りは 隠せなかった。






舟尾潟は 草ぼうぼうで 水面に近づけない。

ただし、人目を避けることができるからか、
水鳥の数は 奥原潟よりも ずっと多い。

水質は すぐそばの奥原潟と同様だろうけど。

こういう 抽水植物だらけの水辺が この
あたりの本来の潟湖の姿なのだろうな。




舟尾潟





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2011  9 28 日(水)


習作 ―― おいかわ丼
オイカワ料理




甘辛く炊いた おいかわを卵でとじて、
丼にする。ある意味、他人丼。

当のオイカワは、飴色に炊かれて 卵とじに
された上に 丼にされて 食べられることに
なるとは、思いもしなかったに違いない。


ほのかに甘味をきかせた卵を 半熟で
仕上げました。

子供だまし風の味付けと口あたりだけど、
きっと、皆に 好まれる品に違いない。


評価
・新規性 ★★
卵とじの出来 ★★
オイカワを選んだ
 理由のなさ
★★
子供の受け ★★
・味わい ★★
 総合判定 ★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2011 年 9 23 日(金)


リカンユシンポ ―― カラフトマス





海から川へ遡上したカラフトマス
北海道東部の川にて。

数えきれない数のカラフトマスがいる。

文字通り、足に当たるくらい いる。


川で一生を過ごす魚の場合、これほどの
大きさの個体が、これほどの個体数に
達することはない。

この川のカラフトマスを目の当たりに
すると、亜寒帯の海洋の生産性の高さを
思い知らされる。



川のあちこちで 砂利が掘り返され、
産卵床が作られている。

文字通り、足の踏み場がないほど。


自然産卵という再生産の現場。

再来年の分の漁業資源が 無料で 自動的に
仕込まれているといえる。

その漁業資源の仕込みを 孵化放流事業で
賄うとしたら、施設の維持管理費
と人件費に
どれほどの負担が 毎年 必要になるだろう。

自然産卵は、見かけは 無料だけど、
大きな価値があるはず。



手間と時間と経費という 努力のあり方。

これから先は、孵化放流事業よりも、
こうした川の存続に傾注されることを
望みます。






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2011 年 9 13 日(火)


ひと筆で描けない ひと筋     

        ―― 千曲川の支流





イワナが生息する源流部の川。
長野県の千曲川水系にて。

川ぞいを歩くと、あちこちで 物陰に
すっと隠れるイワナが見える。

見つけたイワナが 隠れた先は、
水に浸っている 木の根元。


森の中の川。

大きな木が 小さな中州を作っているし、
川が 木の根元まで削り進んで 幹を
寄り添わせるように 流れている。


たった ひと筋の小さな川なのに、
この川と森との境い目を ひと筆で
描くことは できそうにない。










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2011  9 5 日(月)


問題作 ―― あまごのジャーマンポテト
   (ベーコン抜き)

アマゴ料理




アマゴは、日本の川にだけ自然分布する魚。

そのドイツにいない魚を使いつつも、ぱっと
見た目だけは、それらしく仕上げた一品。


しかし、肝心のベーコンを、ほんの
ひとかけらも 使わなかった一品。

どこらへんに ドイツらしさが あるのか、
釈明することができない一品。


アマゴでなければならない理由は。

ベーコンを排除しておいて、それでも、
これは ジャーマンポテトなのだと
主張しようとする動機は。

… ない。


評価
・新規性 ★★
・ドイツらしくなさ ★★
・アマゴを選んだ
 理由の希薄さ
★★
・出来映え ★★
・味わい ★★
 総合判定 ★☆


今回も 高得点であります。

ごちそうさまでした。




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2011 年 9 1 日(木)


処暑と白露の間 ―― カエル





岐阜県の神岡の山間にある田んぼ。

稲穂が目立つようになった。


稲の葉の陰が 交差しているところで、
カエルが じっとしていた。

風は 涼しくなってきたけれど、
日射しは まだまだ 強い。

カエルも、日なたは 苦手らしい。






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